「憲法を改正して、地方議会をなくすべきだ。」と私は思わない。(平成22年11月2日)
2010-11-02
どんなに今の地方議会が機能していなくても、「だから議会はなくすべきだ。」という暴論には私は立たない。
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世界の地方自治体を勉強すると、民主主義である限り、首長を住民が直接選出していないところはあるが、議会がないところなど一つもない。(但し、アメリカ合衆国のニューイングランド地方のタウンミーティング等(住民総会)を除く。)
行政の長を直接選出する大統領制は、むしろ少なく、議会の議長が行政の長になる例が多い。
世界的に見れば、議会こそが民主主義の根幹を担っている事が分かる。
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専制君主の圧制に対して、まさに市民が血を流して獲得した(市民革命)成果が議会だ。
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しかし、今の地方議会が現状でいいとは誰も思わない。
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地方議会をなくすのではなく、再生すべきだ!
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