ボランティアは世界の常識。欧米の地方議会ーフランス④(平成22年12月8日)

2010-12-08

フランスの地方自治体の特色
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3 地方議員はボランティア
フランスの市町村議会議員の総数は、およそ51万にものぼり、人口120あたり一名の割合となっている。
県議会議員の総数は4037(人口1万5千に一名)、州議会議員の総数は1880(人口3万3千に一名)である。
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地方議員の職務の性質は、高邁な理想と奉仕の精神に基づくボランティアである。
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フランスにおいては、国家公務員・地方公務員を問わず、公務員の身分を失うことなく議員になることが可能である(出向ないし休職扱い)。
地方公務員に関していえば、自分の勤務する地方自治体の議員にはなれないが、住所地の地方自治体の地方議員になることは可能である。
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フランスでは、国会議員と地方議員との兼職が認められている。
実際に、国民議会議員の90%が、上院議員の80%が地方議員と兼職している。
この兼職制度は、国会議員の選挙に有利に作用するとともに、地方行政の実情を把握しつつ地元への利益誘導を図るにも有効とされている。
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兼職という考え方はおもしろい・・・
フランス終了。
(世界の地方自治制度より)

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